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音声検索の普及による変化について考える

マーケティング

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先日、Google、Amazonなど各社からスマートスピーカー(音声操作のアシスタント機能を持つスピーカー)が発売され、大きな話題となりました。Google アシスタントを搭載した「Google Home」、Alexaを搭載した「Amazon Echo」などが相次いで発売され、2017年はスマートスピーカー元年ともいえる状況です。
私自身も「Google Home」を購入して使っていますが、非常に面白いデバイスだと思います。

スマートスピーカーで核となる機能が、音声検索の機能です。現在ではまだPCやスマートフォンで検索語句をタイピングして行う検索が主流ですが、今後は、スマートスピーカーやスマートフォンの音声検索エンジンに、自分で話しかけ結果を得る音声検索が主流になると考えられています。
実際、アメリカにおいては、2016年時点でGoogleアプリでの検索の20%が音声で行われいる、という調査結果が発表されています。

マーケティングの今後を左右する 4 つのトレンド
– Google Marketing Next 2017 – Think with Google 日本

そこで、今後音声検索が普及することでどのような変化が起こるのか、自分なりに考えてみたいと思います。

検索クエリは、長い口語調のクエリが多くなる

タイピングする場合には、単語を組み合わせて検索する場合が多いと思いますが(例えば品川のレストランを検索する場合に「品川 レストラン」と検索するなど)、音声検索だと話し言葉で検索する場合が多くなると思われます。(同様の場合に「品川のレストランを教えて」と検索するなど)

検索回数がさらに増加する

タイピングして行う検索よりも、音声検索の方が手間なく検索することができるため、検索回数自体が増加すると考えられます。特にスマートスピーカーでの音声検索では、いきなり話しかけて検索を行うことができるため、タイピングしてまでは行わなかった検索を音声検索では行う、ということが起こりえます。
Googleでは年間の検索数の実数値は公開していませんが、年々大きく増加している状況です。音声検索の普及もその増加ペース上昇に大いに寄与していくのではないかと思います。

検索クエリの割合が変わる

以前のエントリにもありましたが、検索クエリは大きく分けて

①ナビゲーショナルクエリ(案内型)
②トランザクションクエリ(取引型)
③インフォメーショナルクエリ(情報型)

に分類することができます。

音声検索では、③インフォメーショナルクエリ(情報型)、それもより簡単な内容を尋ねるような、質問の延長のようなクエリが増加するのではないかと思います。

検索結果の位置づけが変わる

スマートスピーカーによる音声検索では、検索結果はスピーカーによる回答のみ、ということになり、検索結果の一覧から自分の検索意図にあったコンテンツをクリックし巡っていくような従来の検索行動と比べて、検索行動自体がよりシンプルなものとなります。検索結果一覧を上から順に読み上げていく機能を使っても、耳で聞き取って認識できる情報量は、従来の一覧化された検索結果ほど多くないため、よりクエリに対する検索結果は絞り込まれる傾向が出てくるように思います。

今回考えた変化については、世の中の潮流としてどうかという点で一般化して考えていますが、自分でスマートスピーカーを買って使ってみると、どうでもよいことまで検索したり、求める結果が出るまで自分がそんなに使わない語句で検索したり、と自分でも今までの行動とは変化している点があるように思います。

世の中の変化には、好奇心を持ちある意味変化を楽しむような姿勢で対応したいと個人的には思っています。

執筆者プロフィール

デジタルマーケティング部プロモーショングループに所属。最近スマートスピーカーで知りたいことは、近くの駅・バス停に次に来る電車・バスの情報。何回試みても「情報なし」となるので、学習させるために懲りずに検索している。