リマケだけじゃない!Googleカスタムインテント導入
Google広告のディスプレイ配信(GDN)には、下記の様々なターゲティング手法があります。
・リマーケティング
・類似ユーザー
・インタレストカテゴリー
・トピックターゲット
・プレースメントターゲット など
今回はその中の一つ「インタレストカテゴリー」の「カスタムインテント」について、概要と設定方法についてお話します。
概要
カスタムインテントとは
商品やサービスに関連するキーワード、URL、アプリを入力して独自のオーディエンスを定義することにより、関連する商品やサービスなどを積極的に検索するユーザーにアプローチができるという手法です。
参照:Google広告ヘルプ カスタムインテントオーディエンスについて
https://support.google.com/google-ads/answer/9069938?hl=ja
そもそも「インテント」って何?という方もいると思いますが、下記の認識で良いです。
インテントオーディエンス=購買意向の高いユーザー
あらかじめGoogleの方でインテントのカテゴリは多様に用意されていますが、「既存のカテゴリではカバーできない」や「ニッチなカテゴリを作成したい」といった場合、このカスタムインテントの活用が非常に便利です。
※ちなみに下記、Googleの方であらかじめ用意されている購買意向の強いオーディエンスの一覧です。(数が非常に多いため、一部割愛させていただきます)
アパレル、アクセサリ | コンピュータ、周辺機器 | 幼児、子供向け製品 |
アート、工芸の関連用品 | スポーツ、フィットネス | 教育 |
イベントのチケット | ソフトウェア | 旅行 |
ギフト、行事 | デートサービス | 楽器、音楽の関連用品 |
不動産 | ビジネスサービス | 美容商品、サービス |
季節的な買い物 | 家電 | 自動車、乗り物 |
家庭、園芸 | 就業状況 | 金融サービス |
カスタムアフィニティとの違い
同じような名前の機能として、「カスタムアフィニティ」というものがあります。
両者、「人」をターゲティングするという点においては同じですが、カスタムインテントが「関連する商品やサービスなどを積極的に検索するユーザー」=「購買意向が高いユーザー」をターゲティングするのに対して、カスタムアフィニティは、興味関心に基づき、長期的に認知度を向上させることとリーチ拡大をすることを目的としたターゲティング手法となります。
カスタムオーディエンスの作成方法
準備するもの
Google広告アカウント内にある、オーディエンスマネージャーにて設定していくのですが、オーディエンス作成にあたって、下記のいずれかが必要になります。
・キーワード
・URL
※Googl広告が機械学習をしていくという点でも、商品やサービスに関連するもののキーワードとURLを合わせて15個程度指定することが推奨されています。
リストの作成手順
1)管理画面、右上部の「ツールと設定」→共有ライブラリの「オーディエンスマネージャー」へ進みます。
2)「カスタムオーディエンス」をクリック
3)「+」ボタンをクリックし、表示される「+カスタムインテント」をクリックする
4)「オーディエンス名」は自由ですが、管理しやすいよう、「CIA_〇〇」など記載するのをオススメします。その後、関連するキーワードとURLを入力します。
前述しましたが、キーワードとURLは合わせて大体15個程度を目安に入力していきます。
5)キーワードやURLを打ち込むと、右にキーワード候補が出現します。こちらも必要に応じて追加することができます。
6)「ユーザー層の規模」を選択すると推定のリーチ数が把握できるので、確認しつつキーワードとURLの追加を進めていきます。
7)最後に「作成」をクリックして完了です。
カスタムインテントの自動作成も
手動で設定するカスタムインテントオーディエンスとは別に、自動作成されるカスタムインテントも存在します。Googleが閲覧データを基に作成し、自動的に管理画面へと反映しています。
参照:Google広告ヘルプ カスタムインテントオーディエンスについて
https://support.google.com/google-ads/answer/9069938?hl=ja
注意点
・オーディエンスを編集する際は、モニタリングではなく、必ず「ターゲティング」を選択すること
・指定するURL、KWが少なくなりすぎないこと(リストのボリュームを担保する)
・オーディエンス作成のURL入力の際、ログインが必要なURLは入力しないこと
最後に
今回はカスタムインテントオーディエンスについて説明させていただきました。
ディスプレイ広告の運用でリマーケティングのみを使っているという方も多いのではないでしょうか。
既存顧客だけでなく、新規顧客にリーチする際にも非常に効果的なターゲティング手法なのでぜひ活用してみてください。